【大阪・北新地】15品4,400円のおまかせで話題|鮨 龍来が示す“身近な本格鮨”

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北新地に新たな鮨の選択肢|開店間もない今、注目したい一軒

話題の881グループが手掛ける、新しい鮨のかたち

JR東西線「北新地駅」から徒歩約4分。大阪・北新地に、2025年11月オープンした「鮨 龍来」は、話題の881(ヤバイ)グループが手掛ける新店として注目を集めています。

開店からまだ1ヶ月に満たないながらも、本格鮨を親しみやすくという明確なコンセプトを掲げ、仕事帰りや食事会でも利用しやすい鮨処として存在感を放ち始めています。

価格や敷居の高さが先行しがちな北新地の鮨店において、龍来は「鮨を特別な日だけのものにしない」姿勢を打ち出しているのが特徴。新店である今だからこそ伝えたい、思想と体験設計があります。


お店の特徴|「一本入魂」の思想が導く、記憶に残る鮨体験

剣道の精神を一貫に込める、前代未聞のコンセプト

「鮨 龍来」の核となる考え方は、一本入魂。剣道の世界で大切にされる「一本勝負」の精神を、一貫の鮨に重ね合わせるという独自のコンセプトです。

ただ美味しいだけではなく、食べた瞬間に記憶へ残る一貫を目指す姿勢が、店全体の空気を形づくっています。

コースの始まりは、一礼から。「本日の一本に、礼」。剣道の「礼に始まり、礼に終わる」という精神をリスペクトした所作で、食事の時間そのものを特別な体験へと切り替えます。

過度な演出ではなく、静かに気持ちを整えることで、自然と一貫一貫に集中できる空間が生まれていました。


すべてを捨てて選んだ“今”を、一貫に込めて

剣道とエンジニアを経て、北新地で鮨を握る理由

大将は、剣道一筋の学生時代を経て、エンジニアとして社会に出た異色の経歴の持ち主です。安定した道を歩んできた中で脱サラを決断し、北新地で鮨屋を開業するという選択をしました。

周囲から見れば大胆な転身ですが、本人は「今が一番楽しい」と語ります。

剣道で培った集中力、エンジニアとしての思考力、そして鮨職人としての感覚。そのすべてを束ね、「来た人を必ず満足させる」という一点に力を注いでいます。完成された店ではなく、思想とともに育っていく鮨屋であることが、龍来の魅力です。


実食レポート|本格鮨を身近にする、龍来のおまかせ体験

おばあちゃんの稲荷

記憶と優しさを、鮨として引き継ぐ一貫

「超える」のではなく、「引き継ぐ」。幼い頃から親しんだおばあちゃんのいなり寿司の記憶を、今の自分の手で形にする——その想いが込められた一貫です。

完成形ではなく、これから育っていく存在であることも含めて、鮨でありながら“物語を食べる”感覚が残りました。

たら白子 自家製すだちポン酢あんかけ

静かに始まるコースを支える、和の丁寧な一皿

なめらかな口当たりの白子に、自家製すだちポン酢あんを合わせた一皿。濃厚さの中に爽やかさがあり、序盤から重くなりすぎない設計です。

仕事の丁寧さが最初の一品から伝わる構成で、コース全体への期待が自然と高まります。

フグカツサンド

遊び心と話題性を担う、881グループらしい一品

サクッと揚げたフグをサンドに仕立てた意外性のある一品。淡白で上品な身と衣の食感が心地よく、鮨店のコースに良い緩急を生み出します。

場の空気を和らげる“変化球”として、記憶に残る存在でした。

季節の稲荷

旬の素材で“今”を映す、もうひとつの象徴

この日の季節の稲荷は、かにの身とカニ味噌を使った一貫。濃厚なカニ味噌のコクに、ほぐし身の甘みが重なり、口の中でゆっくりと旨みが広がります。

仕上げに添えられたとびっこが、食感と軽やかな塩味を加え、味わい全体を引き締めていました。

おばあちゃんの稲荷が“記憶を引き継ぐ存在”だとすれば、こちらはその時々の旬を映し出す現在進行形の一貫。素材選びと構成から、龍来が季節とともに進化していく鮨屋であることが伝わってきます。

中トロ

鮨屋としての軸を静かに確かめる一貫

脂のりだけに頼らず、口の中でほどけるような食感が印象的な中トロ。シャリとの一体感を意識した握りで、派手さを抑えた素直な仕上がりです。龍来が目指す鮨の方向性を、この一貫でしっかりと感じ取ることができました。

ラーメン(〆)

最後まで満足感を途切れさせない、余韻の一杯

コースの締めに供されるラーメンは、あっさりとしながらも旨みの芯があり、鮨を食べ終えた後の口にすっと収まります。コース全体をきれいに締めくくる存在として、満足度を高めてくれました。


店内情報とおすすめ利用シーン

日常と特別の間にちょうどいい、北新地の鮨空間

店内は落ち着いた雰囲気で、肩肘張らずに過ごせる空間設計。仕事帰りの食事や友人との会食、デートなど、さまざまなシーンに対応します。完全予約制のため、ゆったりと鮨に向き合いたい人に向いた一軒です。


編集部コメント|“今”だからこそ味わいたい、育っていく鮨屋

完成形ではないからこそ伝わる、まっすぐな想い

「鮨 龍来」は、すでに完成された名店というよりも、思想とともに成長していく鮨屋です。一本入魂という考え方、大将の背景、そして一貫一貫に向き合う姿勢。そのすべてが、これからの変化を楽しみにさせてくれます。平均予算は5,000円前後です。

【取材・文:まちごち編集部】


店舗情報

店名:鮨 龍来
住所:大阪府大阪市北区曾根崎新地1-6-23 杉の家ビル 3F
アクセス:JR「北新地駅」徒歩約4分
営業時間:一部 17:30~19:30/二部 20:00~22:00
定休日:不定休
予約:完全予約制
公式Instagram:https://www.instagram.com/sushi.tatsuki.2025/


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