【大阪市】グルメ杵屋がお客様の声を商品開発へ|本社プレゼンルームを刷新、夏限定メニューも発表

黒毛和牛やレタスを盛り付けた焼きしゃぶうどんのアップ ニュース

株式会社グルメ杵屋は2026年7月某日、本社(大阪市住之江区)で「新商品試食会 兼 プレゼンルームリニューアル発表会」を開催しました。

会場では、新たに設置したプレゼンルームの概要や、今後の商品開発・マーケティング戦略について説明するとともに、「自家製麺 杵屋」「Korean Kitchen Shijan(シジャン)」をはじめとする各ブランドの夏限定メニューを発表。メディア向け試食会も行われ、実際に新商品を味わいながら、そのこだわりを取材しました。

お客様の声を商品開発につなげるプレゼンルームを新設

グルメ杵屋本社に新設されたプレゼンルームの調理カウンター
消費者のリアルな声をブランド価値へ反映

今回リニューアルしたプレゼンルームは、新商品の試食会や商品撮影だけでなく、一般のお客様を招いた試食イベントなどにも活用する予定です。

グルメ杵屋本社の屋外看板と本社社屋外観

グルメ杵屋では、「お客様の声を、ブランド価値へつなげる」をテーマに掲げ、実際に店舗を利用する既存顧客や新規顧客の意見を商品やサービスへ反映する取り組みを強化。プレゼンルームを通じて、より多くの消費者の声を集め、商品開発やマーケティングへ生かしていく方針です。

「価格以上の納得」が選ばれる時代へ

グルメ杵屋レストランの原田朋幸さんがプレゼンルームで説明する様子
お客様視点を重視したマーケティングへ転換

発表会では、株式会社グルメ杵屋レストランの原田朋幸氏が、外食業界を取り巻く現状と今後の取り組みについて説明しました。

原田氏は、コロナ禍を経て売上は回復傾向にある一方で、「ディナータイムの客足は完全には戻っていない」と現状を分析。また、物価高の影響で外食の機会そのものが減少する中、「食べられれば良い」ではなく、「価格以上の価値や納得感」が求められる時代になっていると話しました。

そのため今後は、「万人向けの商品」を作るだけではなく、お客様の声を起点にニーズを分析し、「求められるものを形にする」マーケットインの考え方をさらに強化していくと説明。店舗での満足点や改善点を丁寧に把握し、ブランド価値の向上につなげていく考えを示しました。

また、大阪・関西万博では、うどん打ち教室に約1万3,000人が参加したことを紹介。その反響を受け、自社CMを通年放送するなど、テレビをはじめとしたマスメディアを活用した情報発信にも力を入れていくと話しました。

夏限定メニューを4ブランドで展開|「杵屋」「シジャン」「おらが蕎麦」「そじ坊」が夏の新商品を発表

今回の発表会では、「自家製麺 杵屋」「Korean Kitchen Shijan(シジャン)」「おらが蕎麦」「信州そば処 そじ坊」の4ブランドで展開する夏限定メニューも発表されました。

暑い季節でも食べやすい冷たい麺料理をはじめ、スタミナメニューや旬の食材を取り入れた期間限定商品が登場。「杵屋」は「匠の涼味」、「そじ坊」は「ひんやり涼麺」など、それぞれのブランドコンセプトを生かしたメニューを展開し、夏ならではの味覚を提案します。


実食レポート

自家製麺 杵屋「黒毛和牛の焼きしゃぶうどん」

自家製麺杵屋の期間限定メニュー「黒毛和牛の焼きしゃぶうどん」
自家製麺ならではのコシと黒毛和牛の旨みを楽しむ一杯

自家製麺 杵屋」の夏限定メニューとして登場する「黒毛和牛の焼きしゃぶうどん」は、「匠の涼味」をテーマに開発された一品です。

店内で毎日製麺する自家製うどんに、香ばしく焼き上げた黒毛和牛とレタスを合わせ、まずは出汁で、その後は濃厚なごまだれをかけて豪快に混ぜながら味わうスタイル。途中でレモンを搾ることで爽やかな風味が加わり、一杯でさまざまな味わいの変化を楽しめます。

黒毛和牛の焼きしゃぶうどんを箸で持ち上げた様子
出汁、ごまだれ、レモンで変化する味わいが魅力

実際にいただくと、自家製麺ならではのしっかりとしたコシが印象的で、もちっとした食感が最後まで続きます。

まずは出汁でうどん本来の風味を味わい、その後に濃厚なごまだれを絡めることで黒毛和牛の旨みが一層引き立ちました。さらにレモンを搾ると後味がぐっと爽やかになり、暑い季節でも食べ進めやすい仕上がりです。一杯の中で味の変化を楽しめる、杵屋ならではの夏限定メニューだと感じました。

Korean Kitchen Shijan(シジャン)「梅酢冷麺」

韓国料理シジャンの期間限定メニュー「梅酢冷麺」
紀州梅の酸味が心地よい、夏にぴったりの一杯

韓国料理専門店「Korean Kitchen Shijan(シジャン)」では、暑い季節にぴったりの「梅酢冷麺」が期間限定で登場します。

韓国メーカーの専用麺を使用し、紀州産の梅を取り入れたスープが特徴。梅昆布茶をイメージしたやさしい味わいで、辛さを抑え、日本人にも親しみやすく仕上げられています。暑さで食欲が落ちやすい季節でも、さっぱりと味わえる一杯です。

レモンや梅、鶏肉を盛り付けた梅酢冷麺のアップ
最後まで飲み干したくなる爽やかな味わい

実際にいただくと、麺はつるりとしたのど越しで、ほどよいコシがあり、ひんやりとしたスープとの相性も抜群です。

紀州産梅のやさしい酸味が全体をさっぱりとまとめ、後味も爽やか。辛さを抑えているため、辛い料理が苦手な人でも食べやすく、暑い日のランチにもぴったりだと感じました。梅の風味がほどよく広がり、最後まで飲み干したくなるような一杯です。

「おらが蕎麦」はスタミナ、「そじ坊」は涼味を提案

おらが蕎麦の夏限定スタミナメニューを紹介するポスター
ブランドごとの個性を生かした夏限定メニューも登場

「おらが蕎麦」では、豚しゃぶやオクラ、山芋などを合わせた夏のスタミナメニューを展開。「信州そば処 そじ坊」では、信州そばならではの風味を生かしながら、旬の食材を取り入れた涼味メニューを販売します。

信州そば処そじ坊の季節の味覚天ざるそば定食

それぞれのブランドが持つ特徴を大切にしながら、暑い季節でも食べやすい一皿を提案しているのも、グルメ杵屋ならではの魅力です。ブランドごとに異なる味わいを楽しめるため、気分に合わせて店舗を選ぶ楽しさも広がります。

編集部コメント|お客様の声を「価値」に変える新たな挑戦に期待

今回の発表会で印象に残ったのは、新商品のおいしさだけでなく、「お客様の声をブランド価値へつなげる」というグルメ杵屋の姿勢でした。

新たに設けられたプレゼンルームでは、試食会や商品撮影だけでなく、一般のお客様から直接意見を聞き、商品開発やサービス向上につなげていく予定とのこと。物価高やライフスタイルの変化により、外食に求められる価値が多様化する中、「価格以上の満足感」を提供しようとする企業の姿勢が強く伝わってきました。

試食した「黒毛和牛の焼きしゃぶうどん」と「梅酢冷麺」も、それぞれブランドの個性を生かしながら、暑い季節に食べたくなる工夫が随所に感じられる一品でした。今後、このプレゼンルームからどのような新商品やサービスが生まれていくのか、期待が高まります。

【取材・文:まちごち編集部】

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